のれんが欲しいけど、初めてなのでよく分からない方向けに
用途別にどんな種類があるのか、どんな種類の生地があるのか、に分けてご紹介します。
用途別 のれんの種類
のれんの種類は、ほとんどが以下に紹介する3つのうちどれかに当てはまります。
あなたが作りたいものはどの種類に当たりますか?
店舗のれん
居酒屋やラーメン屋などあらゆる飲食店で使われており、のれんでは最も多い用途です。
飲食店ののれんは、デザインの色や種類も豊富にあり、そのお店の個性やコンセプトを表現するのにぴったりの道具です。
楽屋のれん
アーティスト様や芸能人の控室(楽屋)の入り口に使われるのれんです。
ファンの方からのプレゼントとして喜ばれますが、会場によって間口が違うので
のれんのサイズを決める際は、まず会場に問い合わせてみるのがベストです。
湯のれん
温泉や銭湯にてよく見かける「ゆ」の文字が大きく入ったのれんです。
男湯は青、女湯は赤がほとんどですが、最近のデザインは「ゆ」だけではなくイラストを入れたり、
アルファベットを使ったりと伝統的なものとは一味違った新しいデザインで製作される方もいらっしゃいます。
のれん生地の種類
のれんはデザインだけでなく、使用する生地の種類によっても印象がガラッと変わります。
以下に代表的な5つの生地をご紹介しますので、自分の見せたい印象によりどの生地がぴったりか
ぜひ考えてみてください!
帆布(はんぷ)
エコバックなどに使われる丈夫で耐久性に優れた生地感です。
厚手ですが、綿風のような風合いがあります。
ポプリン
割烹着や白衣などでよく使われる薄くて軽く、手触りが良い生地です。
発色も良く、鮮やかな色や写真を使いたい方におすすめです。
エステル麻
薄手で柔らかな綿の風合いを持つ生地です。
軽くしなやかなため、手触りのよいのれんを製作できます。
麻風スラブ
麻のような風合いで、しゃり感を表現できます。
※ 生地自体に色がありますので、「白色」を使用することは出来ません。
スラブ
太い糸と細い糸で織ってあるため、所々に糸の節が出て、表情があるのが特徴です。
通常の平織りの生地と比べ生地自体に特徴がありますので、素材感で差をつけたい場合にお薦めです。
いかがでしたでしょうか。
のれんは頻繁に作るものではないため、
いざ必要になって作ろうとすると、どんなものがあるか分からず不安を覚えることもあるかもしれません。
しかし、実際にこうやって種類に分けてみるといたってシンプルで
自分の用途に合った生地も選びやすいと思います。
この記事が参考になり、ご満足のいく、のれん作りのお手伝いができれば幸いです。
次回もよろしくお願いいたします。