歴史を感じる和菓子屋さんののれん

By 橋本 佳那子   | 2016年03月08日

こんにちは、橋本です。

先週3月3日は雛祭りでしたね。

私は和菓子(特にお餅やおまんじゅう)が好きなので、スーパーで菱餅を買って食べました!
美味しい和菓子を食べると幸せな気分になります。

 

ところで、和菓子屋さんののれんでよく店名の前に書かれている
「御菓子司」の文字、気になりませんか?

御菓子司

この「司」は単純に「〜する人」という意味なので、
「御菓子司」であれば「お菓子を作る人」という意味なんです。

昔は役人のような公的な職業という意味合いで使われることもあったらしく、
伝統を受け継いだ和菓子を作るお店の表示だったそうです。

 

また「司」が付いた昔ながらの和菓子屋さんの中には、宮中御用達のお店も多かった事から、
「司=宮中御用達」のイメージを利用してお客様を増やす為に、戦略として付けるお店もあったとか。

なるほど。
「司」はあくまで「菓子職人」の意味だということですが、理由を知ると、
のれんに「御菓子司」が付いてるお店に足を運びたくなりますね。

 

ちなみに、私がよく行くのは亀屋万年堂さんなのですが、
この前は別の亀屋◯◯という和菓子屋さんを見つけて、危うく同じお店かと思ってしまいました!

和菓子屋さんは名前に「亀屋」のつくお店が多いですよね。

これは特に京都に多いらしく、店名に「亀屋」の付いたお菓子屋さんが、
茶道や朝廷の儀式に用いられた菓子を作っており、
徐々に暖簾分けをしていった結果、「亀屋」と付くお店が増えたそうですよ。

 

和菓子屋さんにも歴史が色々ありますね〜。

今度のれんを作る際には、イメージ戦略として
「御菓子司」を付けるとお客様が増えるかもしれませんね!

 

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是非ご相談ください!

 

それではまた来週!

 

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