季節も12月になりどんどん寒くなってきましたね。
こんな寒い日には温泉にでも浸かって温まりたいです。
温泉に行くと、のれんをよく見かけませんか?
温泉マークの入ったのれんを見ると「温泉に来たな~」とわくわくしてしまいます!
温泉に限らず飲食店や旅館など様々なところでのれんが使われています。
のれん製作において、多くのお客様から仕立て方法についてのお悩み相談をいただきます。
中には、どれにするか決めかねているお客様もしばしばいらっしゃいます。
そこで、今回は仕立て方法についてご説明します!
2種類の仕立て方法
チチ仕立て
上部に輪っかを付けた仕立てとなっております。
※地方により言い方が異なります。
別称:ちぎれ仕立て・乳付き・関東仕立てなど…
こちらは別称でも分かる通り、江戸などの関東地方で多く作られた仕立て方法です。
関東地方ではチチ仕立てが一般的と言われております。
袋縫い仕立て
上部を袋状にした仕立てとなっております。
別称:直付け・上方仕立て・関西仕立て…
こちらも別称でも分かる通り、関西地方で多く作られた仕立て方法です。
関西地方では袋縫い仕立てが一般的と言われております。
おすすめの仕立てとは!?
チチ仕立ては関東地方、袋縫い仕立ては関西地方が一般的だとお話しました。
ただ、現在は地方に関わらず、製作するのれんの用途やデザイン・お好みに合わせて
仕立て方をお選びになるお客様も多いです。
「そんなこと言われたら、どっちがいいか分からない!」
というお客様のために、今からおすすめの決め方をご紹介します。
チチ仕立てをおすすめする場合
竹などの雰囲気のあるのれん棒もさりげなく見せたい場合はチチ仕立てをおすすめします。
また、のれんのデザインがシンプルな場合でも、
チチ仕立てがデザインの一部となって雰囲気が出ますよ!
袋縫い仕立てをおすすめする場合
のれん棒があまり見えないのを活かして、
デザインをのれんの端から端まで全面に印刷したい場合におすすめします。
また、日よけ幕(日よけのれん)の場合、
上下に丈夫な白色のスチールポールを入れることをおすすめしています。
日よけ幕のデザインとして、白いスチールポールが見えることが気になるようでしたら
袋縫い仕立てにしてポールを覆って隠してしまうことをおすすめします。
上記はあくまで一例ですが、昔と比べてしきたりにこだわらなくなった今、
仕立て方法を含めて、世界で1つだけのオリジナルのれんを考えてみてはいかがでしょうか?
ちなみに弊社では、のれん棒の直径に合わせて仕立てサイズもオーダーで製作します!
既にお持ちののれん棒をご使用の場合、きちんと棒が通るサイズでお作りいたしますので、
棒の直径をご連絡ください!
また、弊社からご提出するデザイン案を見ていただいた後からでも
仕立て方法の変更を承っておりますため、お気軽にご相談ください!